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北海道まったりキャンパーZ

険しいところや大変なところは避ける そんなユルくまったりとしたキャンプスタイル

2007.7.14~16 朱鞠内湖畔キャンプ場

この年、私は厄年であった。

特に厄払いにも行かなかったツケが回ってきたのか、

仕事帰りに自転車で前転し、額を数針縫った私は、目の周りが

パンダのようにドス黒い状態。

その週の週末は3連休。遠出するには絶好のチャンス。

どうする?・・答えはもちろんGo!・・朱鞠内が待っているのだ。

「道北のキャンプの聖地」

私はこのキャンプ場に対して、勝手にそういうイメージを抱いていた。

何か神々しいというか、荘厳というか、テントの中でも正座しなければ

ならないのではないか?という思いがあった。もちろんホントに正座はしないが。

娘が喜ぶ遊具があるわけでもないし、距離も遠く大変だが、

「一度はここに来なければ」と思っていたところである。

 

そんな思いでワクワクしながら車に道具を積み込み、朝7時過ぎに家を出発。

三国峠経由で士別方面へ北上するのは、初山別や和寒に行ったときと同じで

もはや通い慣れた道である。

いつもと違うのは、後部座席にいるカミさんの表情だ。

風邪気味で朝から体調が悪く口数も少ない。

士別でドラッグストアに寄り、薬と栄養ドリンクを購入。

それからまたひたすら走り、意外と早く11時前にはキャンプ場に到着した。

 

第2サイトはすでに混雑していそうだったので、まっすぐ第3サイトへ。

湖の真ん前は先客がいたが、それ以外でも湖面が見渡せる充分に

ロケーションが良い場所も結構空いていた。

我が家は、周りともそれなりに距離が保てて静かに過ごせそうな

中段あたりの端っこに設営することにした。

それにしてもカミさんの調子が芳しくなく、熱を測ってみると

38度4分もある。家に帰るとしても、また4時間車に揺られることになるため

テントで横になって休むこととし、結局カミさんは1日中テントの中で

過ごすことになった。

料理下手の私であるが、今回の食材では幸い、冷凍ピラフや、

カット済みの野菜を使ったシチューなど、何とかこなせるメニューで

あったため、初日は事なきを得て昼・夕食を振舞った。

 

娘とは広ーい場内を散歩したり、ボートに乗って遊んだ。

焚き火の薪もたくさん拾えて不自由しないが、道中はアップダウンがあり

なかなかいい運動になる。

夜は娘が眠りについてから、1人で焚き火を楽しむ。

カミさんがいない物足りなさもあり、一気に眠気が襲ってくる。

 

翌朝、目覚めるとカミさんの体調がだいぶ復活した模様。

であれば、今日はちょっとキャンプ場を離れて、娘が遊べるところへ

行ってみようと、名寄のサンピラーパークへ向かった。

この公園は屋内遊戯施設(ボールプールなどあり)や、屋外の遊具コーナー

(ふわふわドームあり)があり、遊びきれないほどの広大な施設である。

存分に遊んだ後、場内のレストハウスでざる蕎麦を食べてから

温泉に向かった。せいわ温泉ルオントである。

温泉に向かう途中、むしょうに蕎麦が食べたくなってきた。

さっき食べたばかりなのにである。

幌加内町は蕎麦の町。せっかくその町にきたのに、

そこで蕎麦を食べないと言うのも、何かもったいない気がしてきた。

カミさん・娘チームは温泉に直行。私は蕎麦を食べてから温泉へ。

 

蕎麦を食べている最中、店頭にある「竜神そば」ののぼりが目に入る。

会計を済ませて店を出ると、お土産コーナーに「竜神そば」の乾麺が。

ん?もしかしてさっき食べたのは、この乾麺を茹でたものだったのかなぁ・・

そばマップで見た、道の駅の手打ち蕎麦屋さんがここだとばかり思い込んでいたが、

道の駅は、温泉の建物とは別だということが、このときわかった。

となると、私はこの日、2回レストハウスで蕎麦を食べたことになる。

でも「まっいいか。十分うまかった。」と不思議に満足。

幌加内はレストハウスの蕎麦でもとても美味しかった。ホントに。

で、「よし、今度こそ手打ちの蕎麦屋に入ろう」と、

温泉の帰り道にカミさんに提案したら、案の定却下された。

当然だろう。

 

キャンプ場へ戻ると、もう夕暮れが近づいていた。

カミさんが夕食の支度をしている間、娘と焚き火の薪拾い。

今日もたっぷりと確保できた。

 

夕食後、娘が眠りについてから、この夜はカミさんと二人で焚き火。

前夜もそうだったが、この日も風がなく、とても穏やかで暖かな夜。

星空が素晴らしい。首が痛くなるほどのけぞって、夜空を眺める。

サイトにはもともと灯りがないので、ランタンの灯りさえも邪魔なくらい。

そう思っていると、周りでもけっこうランタンを消して星空を楽しんでいる

人たちが目立つ。我が家もランタンを消してみる。

星のきらめきがより一層と強まり、時を忘れるようにただただ夜空に見入る。

前日キャンプ場についてから、家族連れよりカップルが多いなぁと思っていたが、

この星空はカップルにはたまらない演出だろう。

我が家も”カップルのように”と、カミさんに提案したら、これも案の定却下された。

結局”いつもと同じように”テントで眠りについたのだが、

興奮冷めやらなかったのか、私だけ3時過ぎには自然と目が覚めた。

外に起き出すと、辺りはまだ闇に包まれているものの、遠くわずかに

夜明けの光が見えている。

私はただ、カメラを手に湖を静かに眺める。

周りのテントの人はまだ眠っているのだろう。

だんだんと明るくなってきた。

朝焼けに映える雲が美しい。

湖岸に立つシラカバが、サバンナにたたずむゼブラのようにも見える。

夜が明けきった頃、この朝を体感できたことを心からうれしく思った。

本当にここへ来て良かった。カミさんは熱を出したが・・・

 

出発の朝、食事を済ませ、撤収を終えてから、

最後にまた湖岸へ行ってみた。

湖面と森と空と雲のコントラストがとてもきれいだ。

綺麗だ。

キレイだ。

きれいだ。

ずーっと、この場所に留まりたいという思いがわいてくる。

滞在中、あれだけキャンパーがたくさんいたのに、夜はとても静かで

不思議なほどであった。

やっぱりここはキャンプの聖地だ。と自分の抱いていたイメージを再認識して

キャンプ場を後にした。

 

キャンプ場を出てすぐのところにダムの展望塔があるというので、

これはいい景色が見れるのではないかと思い、娘を連れて上ってみた。

上り始めると、きれいに白くペンキで塗られているものの、なかなか

年季の入った鉄骨の塔で、階段の鉄板や手すりも何だか頼りなく思えてきた。

それでも何とかてっぺんまで上りきって、何枚か写真を撮っていた。

そのとき下から若者が2人、階段を駆け上がってきた。

「うぉっ!何だかこれ、揺れてなくないっ?」とか言いながら軽快な足取りだ。

そうだ、確かに揺れている。てっぺんは、きっと一番揺れている。

娘はそんなことは気にもせず、上機嫌でカメラを構えている。

「よしっ。あと1枚撮ったら、行こうな。な!な!」

強引に娘の手を引いて、階段を下り始めた。

私は高いところが苦手である。

やっとの思いで下りきって車までたどり着いたとき、

せっかくのいいキャンプだったのに

最後の最後で締まりが悪かったなぁと思ってしまったが、

それも仕方がない。

朱鞠内だから締まりないのだ。

[ 2008/04/22 00:00 ] キャンプ2007 | TB(0) | CM(0)
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