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北海道まったりキャンパーZ

険しいところや大変なところは避ける そんなユルくまったりとしたキャンプスタイル

走れメロス

男なら、走らねばならぬ時がある。

友のため?愛のため?遅刻しそう?それとも・・・

 

何度か書いたけど、今バス通勤をしている。

そうすることを決めるとき、ひとつ頭をよぎったのが

「時間キッカリで、融通はきかなくなるなぁ」ということ。

 

車なら、途中の思いつきでちょっと遠回りして寄り道したりってことも

あるだろうけど、

バスなら一度乗ったら、とりあえずいつもの停留所までは直行だろう。

その間、もし”急な体調の変化”があったりしたら、どうだろう?

まあ、それはそのときに緊急対応で考えればいいなと思っていた。

 

だが、”急な体調の変化”というのは、さすがに”急な”だけあって、

予期せず訪れるものだ。

私には今朝、”急な体調の変化”がやってきた。

 

いつもなら、朝食後にコーヒーを飲んだら”それ”がやってきて、一度済んでしまえば

その日は何もなく終わるのが通常だ。

例外としては、バイキングなどで食べ過ぎたときに、

深夜に突然”体調の変化”が訪れて、ひとりで狭い個室に閉じこもり

腹をさすりながら嵐が過ぎ去るのを待つということが、たまぁにあるくらいだ。

 

だが、その”急な体調の変化”が、ごく稀に出勤時間帯に訪れることがある。

それが今朝だったのだ。

家を出てバスに乗ってしばらくは普段どおり。

いつもの”それ”も済んでいたし、昨夜の暮らしぶりも特段変わったこともなかったので、

まさか”急な体調の変化”がやってくるとは思ってもいなかった。ところが・・・

突然やってきた。しかも猛烈な勢いで。

もし私が小川ローザだったなら、間違いなく「Oh!モウレツ~」と言っただろう。

 

私に課された課題は2つ。

まず1つ目は、最低限、バスの中での粗相は絶対に避けるべし。

そして2つ目は、バスを降りても途中に安楽の地が待つ保証はないので、

とにかく職場まで無事にたどり着くことであった。

 

まずは1つ目のミッション。

少しでも負担を軽減するため、私は人知れずベルトを緩め、ボタンを外した。

「制服の胸のボタンを~♪下級生たちにねだられ~♪」と斉藤由貴は歌っていたが、

私は別に誰にもねだられてはいなかったが、ボタンを外した。

あ~ちょっと楽になった。かな?

そんな小さな努力の甲斐もあって、何とか1つ目のミッションは果たした。

 

そしてバスを降りてから、私の旅は始まった。

周りを見渡す。やはり安楽の地はなさそうだ。

こうなったら職場に無事たどり着くしかない。

私の胸に、はるか昔に読んだ「走れメロス」のストーリーがフラッシュバックした。

「そうだ、走るんだ!」

親友セリヌンティウスが待っているわけではない。

それでも私は走らずには、いられなかった。 

 

しかし人生というものは、時々我が身に試練を与えてくれる。

思い切り走れば、腹に響く。

腹に響きすぎれば、望まぬ結末が待ち受けている。

そうはいっても走らねば、無事にたどり着ける保証はない。

う~む。ここはバランス勝負だな、と悟った。

近年の困難な社会情勢。

学校で教えられる"勉強”だけでなく、

結局社会人としては、"バランス感覚"が一番重要だとは思っていたが、

”このバランス感覚”は私にとって今、最大の危機を乗り切るための

欠かすことのできないものであった。

 

「腹に響かぬように、かつ、できる限り速く走る」

この相反するテーマを昇華すべく、私は走った。摺り足で走った。

これまた、はるか昔に読んだ「かっこいいスキヤキ(泉昌之:作)」に

収録されている「ロボット」という作品を思い出しながら、走った。

 

幸い、途中で犬に吠えられるようなアクシデントもなく、

私の思いが天に通じたのか、無事にたどり着くことができた。

そこには、王様もセリヌンティウスもいなかったが、

私は一人、狭い個室の中で”急な体調の変化”を解き放つことができ

充足感に浸った。 (了)

*****************************

ホントに公共交通機関利用中の"急な体調の変化”はコワイです。

どの地点で、どのような状態になってもいいように、

ハザードマップをつくっておこうかな。

[ 2009/01/30 23:05 ] 暮らし | TB(0) | CM(2)
アサ妻さん、おはようございま~す。老人モード全開で早朝に目覚めました。あ、小用で目覚めたのですよ。(大ではありません)ねぎらいの言葉ありがとうございます(^^;)この経験を胸に刻み、どんな困難な状況でも決してあきらめることなく、立ち向かっていくつもりです。それにしても、支笏湖から大滝村までとは・・・想像するだけで、身の引き締まる思いです。私も、この経験だけで満足することなく、さらに上を目指して、より過酷な状況に耐えられるよう、精進したいと思います(^^)
[ 2009/02/01 05:03 ] [ 編集 ]
flowさん・・・多くは語りませんほんとご苦労様今朝の出来事を思い出せばこの先どんな辛いことものりきれます私は窮地に立たされたときは13年前の仕事で支笏湖から大滝村までのあの冷や汗を思い出すようにしてます(笑)あの時耐えられたんだから大丈夫なはずと・・・
[ 2009/01/31 23:03 ] [ 編集 ]
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キャンプが好きな男です
週末は家族とのふれ合いを大切に
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